いつまで?神戸ルミナリエ2017の期間や時間・場所・アクセス・注意点など

冬の神戸と言えば「神戸ルミナリエ」ですね。
最も気になる開催期間や、点灯する瞬間の感動を味わうために点灯時間。
そして神戸のどの辺りで開催されるのか、交通アクセスは、混雑状況は、来場者数は…などなど、気になる情報と注意点を網羅しています。
それに、遠方から来られる方は、ホテルの予約状況など宿泊の事も気になるところ。
そこで神戸ルミナリエ2017に来られる方のために、簡単に分かりやすく情報をまとめてみました。
目次
神戸ルミナリエとは
1995年1月17日、神戸を襲った阪神・淡路大震災。
神戸の街は、建物が破壊され、場所によっては大火に襲われ、死者6435名、負傷者は40000人を超える都市直下型の地震の被害を受けました。
その鎮魂と追悼、そして街の復興を祈念して「復興神戸に明かりを灯そう」という趣旨により、1995年12月に始まったものです。
「阪神・淡路大震災の記憶を後世に語り継ぐ」というコンセプトはもちろん継承しながらも、「まちのさらなる魅力発信と神戸地域への集客」へと変化していきました。
今年で終わり?神戸ルミナリエの噂
ここ数年、毎年のようにささやかれる噂…
それは、「ルミナリエが今年で終わり」というもの。
実は、ルミナリエは赤字に苦しんでいるのです。
開催初年度こそ11日間の開催でしたが、翌1996年からは14日~15日間の開催、しかも12月25日クリスマスまで開催していました。
しかし、会場となる通りにあるお店は、ルミナリエの期間、商売が出来ないなどの問題が浮上し、クリスマスまでに終了するようになりました。
第10回(2004年)のルミナリエでは538万人もの来場者がありましたが、第11回(2005年)ルミナリエでは、開催日数は同じ14日間ながら12月22日で終了となった影響からか、435万人と100万人以上も来場者が減少しました。
また、協賛企業と協賛金や募金の減少のため、さらに開催日数を減らし、ルミナリエ以外にも「光」のイベントが日本各地で増加したことによる来場者の減少もり、赤字がかさんでいるのが現実なのです。
ルミナリエの会場では100円募金を呼びかけたり、会場だけで「ルミナリエ宝くじ」を発売したりしています。
今後も継続的に開催できるように、募金には協力をしたいところですね。
いつまで?2017神戸ルミナリエの開催期間や点灯時間
2017神戸ルミナリエの開催時期
2017(平成29)年12月8日(金) ~ 12月17日(日)の10日間開催されます。
点灯時間
・月~木曜日 18:00頃 ~ 21:30
・金曜日 18:00頃 ~ 22:00
・土曜日 17:00頃 ~ 22:00
・日曜日 17:00頃 ~ 21:30
混雑が見込まれる場合は、点灯予定時間を繰り上げることがありますし、特に土・日は繰り上げによって、まだ薄明るい時間に点灯することもあります。
逆に荒天時には、点灯を見合わせることもあります。
2017神戸ルミナリエの作品テーマや特徴
2017神戸ルミナリエのテーマは「未来への眼差し」(Guardando futuro)
作者であるダニエル・モンテベルデは、次のように語っています。
この土地が歩んだ150年間の歴史を回顧し、そして同時に、私たちの夢を叶えるために、私たちの瞳に希望の光を灯し、前方に広がる未来を見つめましょう。
22年前、助け合い、団結し、悲しみと絶望を克服し、地域社会がより強い絆と協調性で結ばれました。過去を記憶の内に留めながらも、瞳に希望の光を灯し、新しく訪れる日々を歓迎しましょう。
出典:神戸ルミナリエ
150年はもちろん、神戸港開港150周年と兵庫県政150周年を表しています。
22年前は、阪神・淡路大震災です。
「150年という歴史を感じ、22年前の悲劇を心に留めながらも。明日へ、未来へ希望の光を灯し見つめていく。」
そんなテーマですね。
特徴は、何と言っても作品の充実です。
会場入り口には「フロントーネ」、そして仲町通を光の回廊へ変貌させる「ガレリア」。
そして、東遊園地には光の壁の意味を持つ「スパリエーラ」が艶やかに照らしてくれます。
また、今年は神戸開港150周年そして兵庫県政150周年となることを記念して、東遊園地に記念作品の設置や初の「ガレリア」の設置が行われます。
さらに今回は、中町通の起点を80m西に移動して、以前と同じ長さの270mに。
また、東遊園地の南側の噴水広場に二本の「タワー」と「スパッリエーラ」を配置し、音楽に合わせて光が躍動する感動的なシーンもご覧になれますよ。
スケールアップした神戸ルミナリエ2017は、昨年より10万球も多い約40万球のLED電球を使用と、例年にない充実ぶりなのです。
神戸ルミナリエの来場者数や混雑状況
神戸ルミナリエの来場者数は、年々減少しています。
2004年度までは、12月25日まで14日間開催していたこともあり538万人を数えましたが、翌2005年度からはクリスマスを外すようになり100万人以上減少の435万人となりました。
その後、開催日数の短縮もあり、昨年度は325万人となっています。
それでも、10日間で325万人ですから相当な人数です。
なので、できるだけ空いている日に行きたいですよね。
今年の開催初日は、12月8日の金曜日ですが、実は3年連続で金曜日が初日なんです。
過去2年ともに、初日の金曜日は20万人台でルミナリエ期間中、最も少なく狙い目の日ですよ。
ちなみに2日目となる土曜日は、50万人前後が押し寄せます。
3日目の日曜日は40万人ほど…
ですので、できれば初日の金曜日が良いですね。
その後は25万人前後の来場者があり、2回目の金曜日は30万人、そして土曜日が55万人、最終日の日曜日は40万人が訪れます。
やはり、終了が近づくと来場者が増えてきますね。
神戸ルミナリエの場所やルート
出典:神戸ルミナリエ
昨年までの神戸ルミナリエは、旧居留地を東西に結ぶ中町通の京町筋交差点から突き当りとなる東遊園地で開催されていました。
しかし、今回は、京町筋交差点の1つ西の交差点である浪花町筋交差点からとなり、80m長くなります。
ちなみに、この仲町通は元町の神戸大丸南側の道路です。
それと元町方面から東遊園地のある三宮方面への一歩通行ですので注意してください。
なお混雑する日は、JR元町駅付近から並ぶことになるのですが、かなり東へ西へぐねぐねと並ばされます。
しかし、この並ばされる道沿いには、大丸神戸店辺りから、グッチ・エルメス・アルマーニ・フェンディ・ドルチェ&ガッバーナなど様々な有名ショップが建ち並んでいます。
この辺りは、クリスマスのデコレーションが飾り付けられたお店もあり、夕暮れ時以降は本当にキレイなんです。
ちなみに、今年の会場入り口の「フロントーネ」はディーゼルとルイヴィトンがある場所です。
神戸のファッション街と言うべき通りも楽しんでください。
神戸ルミナリエへのアクセス
神戸近郊の方や、遠方より神戸に来られる方のために、電車・高速バス・飛行機のアクセスを紹介します。
電車(JR私鉄各社)
ルミナリエのスタート地点は三宮と元町の中間地点なのですが、行列は元町方面からになるので元町駅の利用が便利です。
JRと阪神電車に元町駅があります。
JRだと大阪駅から元町駅は快速電車で30分ほど、明石駅からは25分ほど。
阪神電車は梅田駅から特急電車で30分ほど、明石駅からは30分ほどです。
阪急電車は元町駅がありません。
ルミナリエのスタート地点までは、神戸三宮駅から徒歩で10分ほどです。
新幹線は、新神戸駅で下車して市営地下鉄に乗り換え、1駅で最寄りの三宮駅です。
地下鉄三宮駅からルミナリエのスタート地点までは徒歩10分です。
高速バス
三宮には、高速バス乗り場が大きく分けて3か所あります。
三宮バスターミナル
JR三ノ宮駅東口改札からすぐのミント神戸1階のターミナルです。
主な発着都市は、
- 淡路島四国方面からは、淡路夢舞台・東浦BT・洲本BC・西淡・徳島・高松・丸亀・観音寺・松山・高知・須崎・中村・宿毛
- 中部方面からは、浜松・静岡・長野・湯田中・名古屋
- 関東方面からは、新宿・東京・新木場・TDL・横浜・幕張・千葉・立川・橋本
- 山陰方面からは、舞鶴・福知山・鳥取・倉吉・米子・松江・出雲・萩
- 山陽九州方面からは、西条・呉・福山・備後府中・尾道・岩国・山口・熊本・別府・大分
- その他に有馬温泉やUSJ
JR系や私鉄系のバス会社を中心にこちらから発着しています。
また、神戸ポートピアホテル・ホテルオークラ神戸・神戸メリケンパークオリエンタルホテルの送迎バスも、こちらから発着しています。
神姫バス神戸三宮バスターミナル
JR三ノ宮駅東口改札から東へ数分、高架下のバス乗り場です。
- 中国自動車道の北条・山崎
- 淡路島四国方面からは津名港・洲本BC・北淡IC・福良・徳島・阿波池田・松山市・高知
- 山陽方面からは岡山・倉敷・中筋・新白島・広島BC
- 関東方面からは渋谷・新宿・東京・秋葉原・TDL
- 県内の温泉地である豊岡・城崎温泉・湯村温泉・浜坂
神姫バスや全但バスなどが発着しています
神戸三宮高架商店街前
格安の都市間ツアーバスから路線バスに移行した路線は、阪急神戸三宮駅西口の南側にバス停があります。
またバス待合所は徒歩5分のPMPTビル内にあり、乗り場までの誘導を係員が行っています。
- オリオンバス(オリオンツアー) 横浜・新宿・東京・TDL・博多・小倉
- JAMJAMライナー 名古屋・横浜・東京・西船橋・TDS
- VIPライナー さいたま新都心
- WILLER EXPRESS 東京・川崎・千葉
- サンシャインエクスプレス 名古屋・横浜・新宿・東京・町田・TDR・西船橋・大宮
その他、ロイヤルエクスプレス・アミー号・マイエクスプレス・杉崎高速バスがこちらを発着しています。
飛行機
神戸空港は、ポートライナー(新交通システム)で三宮と結ばれており、所用時間は18分です。
神戸空港のターミナルビル2階と駅舎は、直結しているので便利ですよ。
スカイマーク
神戸空港と羽田・茨城・新千歳(札幌)・仙台・長崎・鹿児島・那覇を結んでいます。
ANA
神戸空港と羽田・新千歳(札幌)・那覇を結んでいます。
神戸ルミナリエ期間中の宿泊ホテル
神戸ルミナリエの期間中の週末に三宮や元町のホテルに泊まろうとすれば、相当早くから予約を入れておかないと抑えられないことがあります。
そこで例えば三宮駅から電車で30分ほどの有馬温泉や、同じく30分くらいの大阪・梅田周辺、また阪神なんば線を使えば難波周辺も便利ですよ。
西に向かえばJRの新快速で15~40分ほどの明石周辺や姫路周辺にもシティホテルが点在しています。
神戸と大阪の間にある甲子園や尼崎にもホテルがありますが、こちらは穴場と言えるかもしれませんね。
神戸ルミナリエへ行く際の注意点
ルミナリエの開催時間の前後は、大規模な交通規制が行われます。
また周辺の道路もかなりの渋滞となりますし、駐車場を見つける事も難しい状況になってしまいます。
公共交通機関での来場をおすすめします。
そして、それ以上に困るのがトイレです。
一般の道路でルミナリエは行われますので、周辺にトイレはほとんどありません。
神戸市役所内のトイレや東遊園地の公衆トイレがあるくらいなのです。
例年ですとスタート地点の近くに仮設トイレがあるのですが。
また、屋台は東遊園地内と三宮駅方面へ向かうフラワーロードに点在しています。
縁日でおなじみのタコ焼きや焼きそばと言ったものから、ワインを売る屋台があったりレストランが屋台を出店していたりとクオリティは高いのでぜひどうぞ。
神戸ルミナリエの募金について
先にも記しましたが、ルミナリエは協賛金や募金で成り立っているのですが、ここ数年は赤字が続いています。
そこで会場に訪れていただいた方に1人100円の募金をお願いしています。
仲町通りの光の回廊「ガレリア」を抜けた辺りに募金箱が設置されています。
また口座振り込みやクレジットカードでの募金も受け付けています。
その他募金ではありませんが会場内限定でスクラッチの「ルミナリエ宝くじ」も発売されていて、収益金はルミナリエの運営資金となっています。
ハートフルデー
1999年から行われているルミナリエ・ハートフルデーは、障害者手帳や療育手帳を持つなどハンディキャップのある方やご高齢の方にも、ゆっくりとルミナリエを楽しんでもらおうと行われるイベントで、ルミナリエ開催の数日前に開催されます。
旧居留地の仲町通での点灯は行われず東遊園地のみとなりますが、ハンディを持つ方とその付き添いの方々に大変好評で、昨年は15000人が訪れました。
まとめ
神戸ルミナリエ2017についてまとめてみました。
神戸の中心地というアクセスのよい場所で行われるのですが、年々来場者数が減少しているとは言え、開催期間中はホテルなどが混みあいますので早めの予約か少し離れた場所で探すことをお勧めします。
ここ数年の混雑状況や今回の点灯時間も記載しましたので、参考にしてぜひルミナリエへ行ってみて下さいね。